DI委員会のDIとは「Drug Information」つまり「医薬品情報」という意味ですが、ただ薬剤についての情報を集めればよいというわけではありません。
薬に関する情報を収集して分析し、そして現場にもどして臨床に役立ててもらうことを目的として活動している委員会です。
以下、活動内容を具体的に紹介します。
千葉民医連加盟2病院11薬局において、各事業所で調べたDI情報・作成資料の全体共有。
医師を始め様々な職種から寄せらせた薬剤に関する問い合わせQ(疑問点、質問)とそのA(回答)情報を蓄積。薬品名で検索できるようにして、集団で活用しています。
各事業所作成の患者さん向け資料(薬の説明文書など)や、問い合わせ時に詳しく調べ資料としたものを共有しています。
各事業所から報告された副作用を集約し〝同じ患者さんに二度と同じ薬で副作用を起こさせない〟活動です。DI委員会内でデータの過不足や内容確認を行い、DIニュースを発行し各事業所・他職種に情報発信をしています。集約データは全日本民医連副作用モニターに送り、全国的な特徴の分析に寄与しています。重篤な事例は製薬会社や厚労省(PMDA)にも報告しています。
副作用集計や現場で必要な情報の学習